日本の住宅の屋根と言えばやはり「瓦」です。今日はそんな瓦を使った屋根のリフォームについてご案内致します。
最近では新築を建てる時に、瓦を選ぶご家庭は少なくなりましたが、それでも瓦の魅力にどっぷりとハマっている方は大勢います。私も瓦は昔から興味のあった屋根材であり、お寺や神社に使用されている瓦の並び方などを観察したものです。
屋根瓦の歴史は非常に古く、今から約1400年前に初めて瓦が使われたと言われています。あの有名な寺院である飛鳥寺の屋根です。そんな瓦は日本の気候風土にピッタリの屋根材であり、瓦の隙間に出来るちょっとした空間が空気の層を作り、その結果熱を遮断してくれます。しかも隙間があることで通気性を高めてくれます。言うならば夏は涼しく冬は温かい住宅を実現することが出来るのです。つまり冷暖房の使用頻度を少なくすることにつながりますので、生活費の節約にも貢献してくれます。
瓦の耐久性は50年や100年と言われており、他の屋根材では到底実現することの出来ないほどの耐久性を誇っています。ただし一つ一つの瓦は重量がありますので、住宅全体へ大きな負担を与えてしまうというデメリットがあり、またちょっとした衝撃を与えてしまうだけで割れてしまうこともあるので、どんなに耐久性に優れていたとしても、結果的に何十年も放置しておくワケにはいかず、リフォームをしなければいけなくなります。
瓦の屋根から今流行りの屋根材へリフォームもすることが出来ますが、せっかく瓦の屋根なのですから、瓦のリフォームを選んでみてはいかがでしょうか?同じ瓦でも様々な種類があり、住宅のデザインに合わせて選ぶことの出来るセメント瓦が今人気です。その名の通り、セメントと砂を原料にした瓦であり、一般的な和瓦よりも厚みがあり、表面が塗装されています。昔ながらの瓦にこだわりを持っている方も多いですが、このセメント瓦でしたら、瓦のデザインで洋風の住宅を演出することも出来るのです。まさに多機能瓦と言っても過言ではありません。
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瓦の部分って案外重要なんですね。割れたら変えればいいやって思ってた私ってw